間を上手に使おう!2〜右脳を働かせる

 

前回のブログ、「間を上手に使おう!1」で、

ギャビン・ プレイター=ピニー氏の「曇り時々喜び」

というプレゼンテーションについてご紹介しました。

忙しい日々のちょっとした「間」に、空を見上げて

雲を眺める事で心が休まるというお話でしたが、

一体なぜ雲を眺めると心が休まるのでしょうか?

 

人の心は、身体、特に、感情、思考、生命維持など

神経活動の中心的役割を担う「脳」と深く結びついています。

雲を見る事は、ただ漠然と「何もしない無駄な事」ではなく、

何らかの影響を「脳」に与える事で心を休める事に

つながっているのではないでしょうか?

 

そのような疑問を持って「脳」と「心」の関係について

調べてみると、興味深い事がわかってきました。

 

「脳」には、「左脳」「右脳」があり、それぞれが別の働きを

しています。

「左脳」は、理論的な思考、計算、言語などの役割を持ち、

「右脳」は、パターン認識(イメージ力)、直感やひらめき、

創造力、芸術や感性などの役割を持っています。

 

現代社会は、デジタルな時代で、脳の働きは「左脳」

使う事に偏っています。

脳は、「左脳」と「右脳」をバランスよく使わなければ

ストレスがたまったり、脳の老化が進んでしまいます。

 

そこで、「左脳」を休ませて「右脳」を働かせる事が

必要になってくるのです。

 

仕事や日常から離れ、頭を空っぽにして雲を眺める事により、

自分の中に空間と時間の「間」ができて、「右脳」が働く

というわけです。

 「右脳」が働く事により、人がリラックスしている時にのみ出る

「α波」という脳波が誘発されます。

これによって人はリラックスして、心が休まり、

創造力が高まって新しいアイデアや作品が生まれたり、

すばらしい考えがひらめいたり、感性が豊かになるなどの

効果をもたらすのです。

 

忙しい日々のほんのひとときの「間」、無意味に思える

「雲を眺める間」に、人は救われ、生きるパワーを

充電しているのかもしれませんね。

 

           >>『「間」を上手に使おう!3 』へ続く♪